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2013.08.31(Sat):ストプレ話
8/25(日)13時 兵庫県立芸術劇場中ホール 1階T列上手側

上原金蔵:吉沢悠 竹内重雄:良知真次 星野丈治:中河内雅貴
長谷川好弥:入野自由 竹田幹夫:上山竜司 山田浩二:小林大介
太田川剛:板倉チヒロ 君原芳枝:初風諄 池田和也:山路和弘

きっと24日の昼を元男子部の方々やご家族が観に来られるだろうと思っていたので(そしてビンゴ)、どうにかこの日に観劇したかったんですが叶わず。兵庫の楽公演を観て参りました。
この日西日本を襲った豪雨の影響か、開演してから入ってくる人がとても多くて、いい舞台だっただけにそれが残念。仕方がないことではあるんだけど。もうちょっと周りに気遣いして入ってきて欲しいものだ。前通る時「すみません」の一言ぐらい言えっちゅうに。
初演(感想はこの辺)、再演(感想はこの辺この辺)、三演(感想はこの辺これ)と観てきましたが、四演目面白かった!もう初演以来にボロボロ泣いた。「永遠の0」を読んでいる影響もあるかもしれないけど、一番は役者さんと、2010年の衝撃から3年が経って私も少し大人になれたからかも(笑)。やっぱりいい作品だ。
以下、感想。
【More...】

山路さん他もパンフで仰ってますが、今回のBOYSは三演目のBOYSとほぼ同年代なのにすごく大人に感じた。パリ―の稽古場のシーンとか、わきゃわきゃして盛り上がるシーンはあるんだけど、大人しいのとは違う、なんだろう?どっしりと構えているというか、背景にすごい重みがある感じ。
初演のBOYSって7人の役者さんが一筋縄ではいかない曲者揃いなので各々が個性を強調しつつも、全体のバランスがとてもよくって、それが群像劇にとてもいい作用を及ぼしていたと勝手に思ってるんですが、今回のBOYSは個々の個性という点で見ると弱い部分もあるけれど、全体的なバランスはすごく揃っていたなって印象。ついでに身長も(入野くんがちょっと低いけど)。
印象に残ったのは

上原金蔵
最初のシーンで、爆撃か空襲から逃げるように体を伏せたり、玉音放送に膝から崩れ落ちると姿、一転、池田さんが入ってきたのにも気付かずに夢見る表情でフワフワと踊る姿。男子部が結成されたことが本当に嬉しくて楽しくて仕方がないんだろうな~って、こっちもちょっと嬉しくなった。
今回の上原は空回りしている自分をわかりつつも、こんな自分をまとめ役に指名してくれた池田さんの為になんとか頑張ろうとして自分を追い詰めちゃう人な気がします(花緑上原さんは「池田さんが指名してくれた自分なら出来るはず!」とこれまた自分を追い詰める人)。「今夜自分は寝ません」と言いつつ、うっかり居眠りしちゃってるとことか、バレエレッスンの「上原さんどこ行くの!」もこの上原っぽかったな~
今回は竹内がやたらアクレッシブな感じなんで殊更空回りしている感があるけど、最後の男子部解散のシーンで竹内に声をかける時の揺るぎない落ち着いた姿は、9年間紛れもなく彼がリーダーで皆を支えていたんだとしみじみ思えて、落涙に拍車がかかったのでした。パリーの稽古シーンで自分の提案にちょっと皆が退いてる空気の中で風呂敷ヒラヒラさせながら「そよぐよ!」ってムキになる子供っぽい部分も好きだったな。

竹内重雄
なんだろう、今までの竹内さんも前向きな人ではあったけれど、良知竹内さんは前を向いて歩くだけじゃなく、ぴょーんと跳んで行きそうな勢いを感じました。すんごいファイター。星野さんにもバンバン噛みついていくし。その分大人な落ち着きは減ったけどこういう青臭い竹内さんもありだなー
お稽古シーンでダンスが下手そうに見えないのは「頑張れ!」って思ったけど、数年前に観たパーチックが嘘だったんじゃないかと思えるぐらい面白い竹内さんでした。宝塚の舞台に出演する二人に選ばれなかった時の背中に「ガーン」って太字で背負ってそうなぐらいに落ち込む姿はすみません大笑いました。
パリーの稽古でマリー扮装の気合いの入れ方から、彼は先ず形から入る人なんだろうと結論付けた。

星野丈治
他の役に比べてどうしても辛口になってしまう星野ですが(^^;)、今回の星野を観て「…ああ、そうだったんや」って個人的に思ったのが、男子部を辞める決意をするシーン。
あの物静かに、本当に問いかけるように「ここで皆何をしているんだ?」を聞いて思ったのが、「誰が止めようと何と言おうとも、彼は男子部を辞めることを撤回しないんだろうな」でした。ここに至るまでに中河内星野さんはたくさん悩んで考えて、そして辞めるを決めたんだと思う。そこには迷いは全くなくて、その上で「お前たちはこのままでいいのか?」と他のメンバーに問いかける。
この星野を観た後だと、初演再演の星野さんには辞めると決めた後にもどこか迷いがあったように感じる。頭ではここにいたって意味はないとわかっている。でも心はまだ迷っていて、それを払拭する為にも「それぐらいのこと皆わかってんだろぉ!」って感情を剥き出しにしてたのかな?皆に問いかけているつもりが、一番問いかけていたのは自分の心にだったんじゃないかな?ってなんとなくそんな風に思いました。リーダーの星野さんもどこか感情の揺らめきがあったような気はしないでもない。なんとなく一番精神年齢が高いのは中河内星野さんなイメージ。
そんな大人な星野でも、「青き春」の台本を素直に観に行けずにカーテンに包まってしまう姿が可愛かった。そしてパリ―の星野監督は振り回されてる感が強かった(主に竹内に)。
この日、おばちゃんが朝ご飯のご飯とお味噌汁を逆に置いてしまい、「逆…」と言いながら直しておられました。 

長谷川好弥
改めて長谷川の大切さを認識させられました(多くは語らぬ)。そして、今までの長谷川も人当たりがよくてなつっこい人ではあったけど、こんなに純粋で無邪気な長谷川は初めてかもしれない。なので「ジロジロなんて見てない~!」に「うん、そうだよね、そんなことしないよ君は!」ってとても頷いてしまった(反対に「…そうか?」って思ったのは初演ハセ)。今回はハセが一番年下なイメージかな。
馬の脚のレクチャーだけ取ってもこんだけ変わるのか~って思ったけど、アオちゃんにまたがってたのにはとても驚きましたが、「そっか、馬なんだからまたがって当然なんだよな」って気付かせてももらえました。

竹田幹夫
今回はくんじゃなくてさんな感じ。山田とそんなに年も変わらなさそうなとこが新鮮でもあり、落ち着いた物腰の竹田がいるとなんかすごくホッとする。でも若さ特有の熱さも持ち合わせてる。
竹田の一番の見せ場と言えば父親の戦死通知のシーンだと思いますが、部屋に閉じこもって皆に心配をかけないようタオルを噛みしめて嗚咽する姿に、こんな時でも周りを気遣うその心根に、静かなトーンでの「運がいいとか悪いとか、そんなことは聞きたくありません」が胸に刺さって痛くて、ここから最後までボロ泣きでした。やっぱり大人な竹田が好きだ。

山田浩二
いかにも任侠物に出てきそうな見た目と雰囲気なのになんか可愛い。小動物的な動きじゃなくても山田は可愛いんだ。虚勢を張りつつも不器用な感じがすごく愛おしくて、特攻隊の生き残りの兄の話をする時に皆に気を遣わせまいと明るいトーンで話す姿にこの人の心根の優しさをとても感じたんだった。戦死通知の時の「俺の拳の届くところに顔出しやがれ…」も泣かされた。
ああもう駄目、やっぱり好き山田さん。赤い腹巻に白いふんどしもなかなか斬新でした。日舞の所作は歴代の中では一番それっぽい(それも当然か)。

太田川剛
前回のことがあったので一番心配なとこだったんですが、開演前にパンフで板倉さんが兵庫出身(しかも宝塚市)の方と知ったお陰でその心配は払拭されました(笑)。ただ、咳込み方はもうちょっと頑張って欲しいぞ~(上から目線で申し訳ない)。
でもそれ以外はとてもいい太田川で、最後の稽古場での「練習もします!歌も歌います!標準語も話します!恥かしくてもバレエやります!」が切なくて、泣きました。解散が決まって他のメンバーがすみれの花を絶唱するところで、一人稽古場の片隅で泣き崩れている姿と、そんな太田川の元に歩み寄って彼のフワフワした髪の毛に左手を突っ込んで弄る池田さんに涙が止まんなかった。すごく愛おしそうに髪の毛もさもささせるんだよ池田さん。あ~星野さんにも同じことして欲しかった~とちょっと思っちゃたすみません。

池田和也&君原芳枝
男子部を演じる役者が変わる中、このお二人だけがずっと同じ役者さんなのが本当に嬉しいです。今回のおばちゃんはちょっとおどけた感じが強いかな?パリーシーンはかなりノリノリだった。
池田さんは一幕のラストでつい感情を出してしまった姿をおばちゃんに見られて、逃げるように事務所に帰って行く姿が印象的。それとやっぱり解散を告げるところ。ご先祖はザビエルだそうで、家ではザビちゃんと呼んであの胸の前で両手をクロスさせるポーズをしているらしい。何人なんだ池田さん。

観ている間は以前に演じていた役者さんの影も形も浮かんでこなかったし、役者さんも変わって役のキャラの持ち味(性格?表現?)も違うのに、観劇後に思い返すとどこか初演と同じテイストが感じられた今回の公演。役個人で見たら、再演星野さんが好きとか、再演ハセはなんであんなにハセなんだとか、いや初演星野さんも好きだとか、初演山田さんの可愛さは半端ない!と色々思うけれど、全体の、「宝塚BOYS」という作品としてなら、初演と4演目は同じぐらい(若干初演)好きだな。いいもん観させてもらえた。
きっとこの作品が上演され続ける限り私は観に行くんんだと思います。少しでもこの作品を知る人が増えるよう、末永く再演され続けますように。
Secret

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